家計を見直すには、支出を抑えるか、収入を抑えるか。この2つを行うかのいずれかしかない。国も企業も同じである。企業はまず支出を抑える ということを目標に、人員削減、経費節減に取り組んできた。それも限界。あとは、収入を増やすということしかない。
銀行も同じである。銀行同士の統合、店舗削減、経費削減、人員削減と支出を抑えることをしてきた。これも限界である。そこで収入を増えす、言い換えれば、新たな収入源を得る ということである。
銀行は金融緩和により、証券会社しか取り扱うことができなかった、金融商品を扱うことができるようになってきた。そうした中、投資信託に目を付けたのである。投資信託の販売手数料や維持管理費。これは非常に大きな収入源になる ということに気づいたのである。
しかも、確定拠出年金という制度の導入があり、さらに、その運用先を銀行が決めてしまうという恐ろしい制度が導入されたのである。客が一定期間意思を示さなければ、銀行が提案する運用先で運用できるというものである。
この制度を見過ごすわけはない。一気に収入源が増えるわけである。
銀行が破たんするというのは、経済界にとって、大打撃であり、我々にも大きな影響を及ぼす。これは間違いないわけであるので、保護する政策があってもよいわけだが、保護政策が行き過ぎては、これも問題である。
0 件のコメント:
コメントを投稿