JR東海の社長は、官僚嫌いで名高い。リニアの計画を国会に提出したときは、次期早々として却下したにもかかわらず、東京オリンピックの話がでてからというもの急変した態度で、前倒しで作れと言い出した。こんな官僚たちには嫌気がさしているわけである。
そこで、社長は官僚たちをあてにせず、自己資金と民間からの借り入れでリニア建設をはじめたわけである。そうしたら、雑魚たちが、ここに駅を作れ、このルートにしろとか茶々を入れて、社長にとってはさぞかし煩わしかったであろう。
ならば、名鉄と同じ方法で・・・? か どうか知らないが、駅が欲しければ、自分たちで作れ となったわけである。どうしても駅を作りたい自治体は、しぶしぶ金を出した というわけで、今の計画に至る。
しかし、時速500キロで走行するものを、止めるのは簡単ではない。名古屋-東京を40分で結ぶリニアにとっては、途中駅は邪魔なのである。実際開通したら途中駅に停車する列車の本数はどの程度になるのか。楽しみである。
ところで、東京オリンピックの開催が決定してから、官僚たちは手のひらを返すように大阪まで早くリニアを作れと言うようになってきた。金もだすから作れと言う。官僚嫌いな社長だから、従う気などさらさらない。最初は突っぱねたのである。
しかし、ここに来て、口出ししないなら、作ってやってもいいと立場を上にして提案してきた。もちろん金は出してもらうという条件である。
頑固おやじなら、金を出しても受け取らない。しかし、この社長は大人なのである。
口出ししないという確約をさせて、しっかり融資を受けて計画を前倒しで進めることを受け入れたのである。万人の有益を優先させたのである。
さすが、大人である。
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