2018年12月4日火曜日

フィンランドの「嫉妬の日」

フィンランドの「嫉妬の日」は11月1日である。

この日に何が起こるかというと、国民の課税所得が一般公開されるのである。つまり隣の人や友人の年収がわかる という日なのである。いわゆる政府の透明性法規遵守という政策のひとつなのだ。

もちろんプライバシーの侵害と訴える人もいるが、他人の収入に興味がある という誘惑の方が世論は強いように感じた。ものすごくユニークな制度である。

国民はこの発表で、納得したり、不公平感を味わったり、低所得であるということを理解したり、いろいろな事を感じることができる日なのである。

ただ、ひとつ気になるのは、課税所得 という点である。なので本当の所得ではないわけである。控除されている分が多い人は、公開された年収よりも実際には高額というわけである。

そんな部分も含まれているが、日本でこの制度を取り入れたらどうなるのだろうか。

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