2017年1月24日火曜日

銀行には気をつけよう

今日は銀行の話。銀行は、どうやって儲けているのですか。ご存知でしょうか。

 古い銀行の建物の壁にはプレートがあり、そこには『両替商』という表記があります。両替というのは、外国の通貨と日本の通貨を互いに交換したり、1万円札を1000円札や硬貨に交換したりすることです。

 ちなみに江戸時代は、江戸などの東は金、大阪などの西は銀、が流通していたので、その橋渡しをすることを両替と言っていたそうです。

 そして、ただ単に両替をしていては儲けはありませんので、手数料を取って両替を行いました。つまりその手数料収入が銀行の儲けとなります。また現在の銀行では、貸付業務も行っていますので、その利息も儲けとなります。

 つまり銀行の収入は、手数料や貸付利息なのですが、日銀の政策により貸付利息は減少しています。つまり儲けが少なくなってきているということです。そこで、手数料収入が増えるようにATMの手数料を見直したり、振込手数料を見直したりして、条件付きの顧客以外からの手数料収入が増えるように変更しつつあります。

 さらに、法人契約の場合は、口座管理費という手数料を徴収して少しでも収入を増やそうという銀行も出てきています。まだ個人にまで口座管理費を徴収してはいないですが、このまま日銀の政策が変更されずまたは、さらに悪化するようであれば、個人からも口座手数料を徴収するかもしれません。

 ただし、口座管理費を個人から徴収する方法もあります。それは、今年からほとんどの国民が可能となる『確定拠出年金』という制度を利用することです。確定拠出年金とは、自分がいずれもらえる年金資金を元手にして、利息や配当金を稼ごうというものです。この制度を利用するときは、専用の口座を銀行などに開設する必要があるのですが、この口座から管理費を徴収する という戦略です。

 年金に絡んだ口座ですから、年金がもらえる年齢になるまでは確実に口座を持ってもらえるわけですから、結構よい収入源となります。口座維持費は銀行により異なります。1か月あたりおおよそ400円~500円前後のようです。年間では、その12倍となります。(別途開設手数料なども必要)

長くなりましたので、つづきは次回へ

 



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