株の動きを予想しますとか、数字選択式の宝くじを予想しますとか、予想サイトやソフトがある。これらの共通点は、未知なるものを予測することである。当たるか当たらないか、これは誰にもわからない。しかし、この二つには大きな違いがある。
ある株価が上昇すると予測したとする。多くの人がそれを信じるとどうなるか。予測された株を買うであろう。当たり前である。元々株は、買う人が多ければ多いほど価格は上昇するのである。なのでたくさんの人が買ってくれればどんな株でも価格は上昇するのである。なので、多くのメディアで沢山の人の目に触れるように公開したほうが予測が当たりやすくなるのである。
一方、数字選択式の宝くじはどうであろうか。次の番号はこれだ と予測する。多くの人が見て、多くの人がその番号を買うとどうなるか。数字選択式の当選金は、頭割りである。1口しか当選してなければ、当選金そのものがもらえるが、口数が多ければ、当選金を口数で割った金額しかもらえないのである。なので、数字を予測した場合、多くのひとに目が触れて皆が同じ番号を買うともらえる金額が少なくなってしまうのである。以前口数が多く2等の当選金よりも3等の方が多くなった ということがあった。
数字選択式と同じことが言えるのが、競馬である。まれに万馬券が出た と騒がれることがあるが、この話を聞くと、買っておけばよかった という声を聴くが、その人が買っていたら万馬券にならないのである。口数が多ければ、払戻金も減るので1万円以下となってしまうのである。
なので、株の予想は大々的に公開するほうがよいが、数字選択式宝くじは大々的に公開すべきではないのである。
0 件のコメント:
コメントを投稿