本日の15:30から、アタイムシステム というものが稼働する。これは、24時間どの銀行からでも振り込み依頼が即時に実行でき、そしてどの銀行へも振込処理がリアルタイムで完了するというシステムである。
今まで営業時間外は、各銀行は振込システムに接続しておらず、振込処理が翌営業日に接続して処理が行われる というバッチ処理(処理を貯めておいて一度に行う方法) になっていた。これが、今日からリアルタイム処理に変更されるのである。
もちろんこのシステムに接続する気のない銀行は、問題外であが、多くの大手銀行、地銀、信用組合等が接続するそうである。大手のみずほは現在大規模システム改修のため、当面は接続しないそうである。
これで何が変わるのか。もちろん振込の確認が即時にできるので、通信販売等の入金確認が早く行われることになる。もっとも確認側が土日チェックしなければ結局同じであるが・・・。
ただリアルタイムであるので、振込処理が開始された後では取消がしにくい。翌営業日まで振込処理が完了しない場合は、比較的容易に取り消しができる。これができなくなるのである。
その場の雰囲気でテンションがあがり、購入して振り込んだものの、リアルタイム処理のため後で後悔してもお金は当に相手の口座に入ってしまっているのである。販売側にとっては、即お金が手に入るため、クレジットよりもよいであろう。
さらに、銀行にとってもよい。銀行はお金が動けば手数料収入が得られる。もっとお金を動かしやすくして、手数料を稼ぐことができるシステムができたわけだ。
本来銀行は貸付利子で収入を得ていたのだが、それも今一歩。今は手数料収入をあてにしているのである。元来銀行は両替商であるので、さらに原点に返っているのかもしれないが、いかがなものだろうか・・・。
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