主となる仕事は、相談業務です。つまり、お金にかかわる内容ならなんでも相談を受けます という仕事です。よく 『お金のホームドクター』と呼ばれています。
さて、この相談業務ですが、家計管理ができていないのでなんとかならないか。よい保険はどんなものなのか などが多い内容ですが、当然相談すれば、それなりに金銭が発生します。
特に毎月赤字で困っている家庭などは、相談したくても、お金がないから困っているのにさらにお金を出して相談する となると、なかなか敷居が高くなります。もちろん無料相談会というものもありますが、無料は無料。有料との差を付けなければ、相談料を支払っている価値がなくなってしまいます。ですから、無料はしょせん無料の内容しかできないのです。
しかし、無料でも有料と同等の相談をする場合もあります。それは、その相談によって別のところから収入が発生する場合があるからです。よく銀行や証券会社が主催で行っている相談会です。こちらは、主催者からお金が入ってきますので、無料でもそれなりの内容になります。
また、保険の見直し相談会もそのひとつです。保険を見直し、別の保険契約が成立すると、インセンティブが入る仕組みになっているからです。
簡単にいえば、携帯電話が 0円 と同じ仕組みですね。
さて、このような相談業務も、いずれなくなってしまうのではないでしょうか。いわゆるAIという人工知能。この能力が高くなってくると、わざわざ人間に相談しなくても、コンピュータが適切な回答を出すことになる というものです。このような相談業務もいずれコンピュータにとって代わり、将来なくなる仕事 というわけです。
そうすると、ファイナンシャルプランナー(FP)という職業はなくなってしまうのでしょうか。FPは相談業務だけでなく、それ以外にも仕事をしています。例えば、セミナー講師です。もちろんお金にまつわるセミナーを開催したり、FPの能力アップのための講師 として 活躍している人もいます。
では、それらの仕事はどうなるか。これも最近は、ネットを介することで受講できたり、DVDで講師の説明を聞いたりとできるようになってきていますから、これがさらに進めば、今の講師は激減するのではないでしょうか。 だんだんとこちらも衰退していきます。
では、FPの仕事はこの先どうなるのでしょうかね。
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