2016年10月6日木曜日

マンション投資でカモ

東洋経済の記事より
http://toyokeizai.net/articles/-/138201

マンション投資でカモにされた話が記載されていた。


まずは、セミナーなどに引っ張り出して、言葉巧みに購入に持ち込む ということである。

自分も行っているが、赤字になったことはない。といって大きく儲かっているわけでもない。この辺りは、うまく業者と銀行に操られているような気もする。

勧誘の手口は、どの記事を読んでも共通していることがある。

まずは、『節税』。自営業の方ならすぐにわかることである。節税するには、儲けていないという帳簿を作ればよい。意図的に作ると税務署から査察が来る。しかし、間違いない状況であれば、税金を免れる。簡単な話である。

不動産投資というのは、いわゆる 大家さん という事業をする ということに他ならない。自営業である。ただし、5棟10室というおおよそのラインがあり、これを超えなければ、業とは法的に認められないので、副業禁止のサラリーマンや公務員などでも、行える。

しかし、税法上は、事業という処理をするため、必要経費が認められる。つまり不動産投資のための出費の中で必要経費と認められるものが多ければ多いほど、本業の収入から引かれるため、その差額分に対する税金が戻ってくるのである。そして、これを節税と呼ぶ人がいる。

ということは、借金をしてマンションを毎年買い続けることにより経費がどんどん増えていく。そうなれば、税金の戻ってくる金額も多くなる。

しかし、この現象をよく見ると、全体としての収入が減っているのである。そもそも投資というのは、お金を増やすのが目的であるにもかかわらず、お金が減っているのである。これを投資というのだろうか。

自分の場合は、赤字になっていないので、家賃収入から必要経費を引いた分に、課税されてしまい、当初より課税額が増えているので、節税にはならない。しかし、課税されるということは、全体の収入は増えているわけであるので、自分の場合は、投資を行っていると はっきり言えるのである。

ちなみに、課税された分、市民税も連動して追加で払わなくてはならないが、投資をしているからである。


というわけで、不動産投資をされている方にお伺いします。
ちゃんと投資になっていますか。

また、これから不動産投資をしよう とされている方は、節税目的では購入しない方がいいと思います。

もっとも、相続税としての節税効果はありますので、営業の方から節税という言葉がでてきたら、それは、相続時に発生する税金の節税か それとも、投資をする人のための節税なのか きちんと質問してください。


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