人の欲望は限りがない。一つの欲望を満たせば、次の欲望へと進んでいく。次から次へきりがない。
鉄道で見てみると、日本は、あれやこれや アナウンスが多い。
『電車がまいります。白線(黄線)までお下がり下さい。』
聞き慣れていて、よく電車に乗る人には、単なる音という認識しかなくなってしまうぐらいである。しかし、海外ではそのような放送はない。よくスマホ歩きしている人が、電車と接触して・・・なんてあるが、安心してスマホ歩きできるのも、これらの過剰サービスがあるからではないだろうか。
『次は○○駅』このアナウンスも海外ではない。乗客は降りる場所を気にしていなければならない。というとは、社内でスマホなどしている人は、少なくなるのではないだろうか。降りる場所に集中してスマホどころではない。
『ドアが閉まります』 そんなアナウンスも海外ではない。いつ閉まるのか、いつ発車するのかわからない。乗客は、ドアに挟まれまいと、緊張感が走る。 日本では、そんな必要はない。
こうなってくると、電車の利用での緊張感がなくなる。すると気が緩み、トラブルが発生する。そして新たな欲求が発生する。もっと安全にできないのか。
というわけで、鉄道会社はホームドアを設置し出した。これで安心?!
ほんとだろうか。欲望が進んだだけ。さらに電車利用の緊張感がなくなり、新たなトラブルが出てくるような気がする。もしそうなったら、次はどんな過剰サービスを考え出すのであろうか?
もし、海外のようにアナウンスがほとんどなかったらどうなるだろうか。乗客は緊張感を持って鉄道を利用するだろう。それが事故防止につながるような気がする。
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