2017年11月4日土曜日

ドル保有率

日本銀行というのは、どんなことをしているのか。いろいろなことをしているが、円を売って米ドルなどを購入する ということもやっている。

日銀のレポートに、外貨預金の数値が記載されている。2012年ごろ~2017年ごろの発表額を見ると、あきらかに年を追うごとに増えている。外貨預金額を年々増やしているのだ。

個人の立場で考えると、日本の円預金の利率が低いので、利率の高い外国の通貨建ての預金をして利息を稼ぐ という考え方そのものである。日銀でも利益は増やしたいわけであるので、それも一つ である。

しかし、個人とでは規模がもちろん異なる。日銀という規模で購入すると、わずかな利率の差でも大きい。それよりも、円を売って例えば米ドルを買っているとすれば、為替レートにも影響する。

ポイントは2012年ごろである。この時、円と米ドルのレートは 1$=約80円。今は、1$=113円あたり。大きな差になっている。自動車をはじめとした輸出産業が苦しんだ2012年あたり、国の為替政策として、米ドルを買って米ドルの価値をあげようとする操作がされたのではないか と言われている。

自分も為替をみていたら、あるひ突然、急に米ドルの価格が上昇し介入したのではないか。 と思える動きがみられた。

ということは、あのころに購入したと思われる米ドルかもしれない外国通過預金があるように思う。これを一気に売却すれば、レートに影響があり、また円高に進んでしまうので、少しずつ売却するとしたら、結構日銀も利益をもたらすはずである。

日銀が収益を上げれば、また次の手段につづくわけなので、この利益は結構影響が大きいはずである。

為替変動を見て、米ドルが120円や130円とならないようにしてほしい と米国から要請があれば、ひよっとすると、今まで蓄えていたドルを放出する可能性もあるかもしれない。

日銀も売れば利益になるし、米ドルの要請も受け入れられる という 一石二鳥の可能性もある。

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