2018年11月29日木曜日

イグ・ノーベル賞

「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」に毎年贈られる賞である。過去には、バナナの皮を踏むと本当にすべるのか という研究が賞をとっている。

今回は、男の子のおむつ替えでしばしば起きることではあるあれである。おしっこをひっかけられる 話。

ここに目をつける というのが鋭い。そして、おしっこが出ている時間を計測すると21秒だそうだ。さらに発展させ、成人(本人の実証実験)が膀胱を空にするまでの時間を測定すると、ほとんど差はなく23秒だったそうだ。

さらに、哺乳類全体も測定したそうで、10~30秒の間で、平均が21秒だったのだ(小さな哺乳類になると話は別だった)。

このようなバカげた研究であるが、ここから発展させると、容器に入った液体をどうすれば効果的に空にできるか、という問題について考察した研究ともいえるそうだ。「給水塔、ハイドレーションバッグ、貯蔵容器」のデザインに役立つ可能性がある らしい。

一見バカげたものでも、突き詰めて徹底的に調査研究していくと、最終的に我々に役立つことに繋がる という話である。

いつの時代でも バカなことをしている と世間の笑いものになっているようなことでも、実は重要だったりするのである。目の付け所が違うわけで、起業すれば大当たりすることもあるだろう。

人と違った発想や着眼点ができるようになる というのは、なかなか鋭いことであるが、そう簡単にはいかない。そういう発想ができるようになるには、いい意味で普段から遊んでいることが重要なのかもしれない。

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