2018年11月4日日曜日

ベンフォードの法則

ベンフォードの法則というものがある。企業の売上高、株価、自治体の人口、電気や水道などの公共料金、納税額、河川の長さ、山の標高などの数値の集合が、この法則にあてはまる。 という話である。

自然界にあるさまざまな数値、たとえば株価ならば100円、250円、600円、1780円、3200円、5500円、1万2000円、2万4000円といった額の一番左の数字(3ケタなら百の位、4ケタなら千の位)は、1~9のうち「1」が30.1%、「2」が17.6%、「3」が12.5%というように、それぞれの数字で出現する確率が決まっているのだ。

もし「6」から始まる金額が10%以上あったとしたら、疑わしいと判断したほうがよい。なぜなら、ベンフォードの法則では、最初のケタに6が現れる確率は6.7%だからだ。

このようにこの確率から逸脱したような数値の並びは、疑った方がよいということなのだ。帳簿をごまかして納税額を調整している という疑いができるそうだ。逆にこの法則に綺麗に沿っているのも、意図的 ということで疑う必要があるということにもなる。

なかなかおもしろい法則である。

もちろんベンフォードの法則はどんな数値にもあてはまるわけではない。たとえば、人為的に割り振られた数はダメで、電話番号、郵便番号、自動車のナンバープレートなどはこの法則が成り立たない。また、数値の上限や下限が定まっていて、その幅が狭いものもNGだ。人の身長はほぼ1~2mにおさまるし、足のサイズも20~30cm程度だから、ベンフォードの法則は成り立たない。

https://president.jp/articles/-/26317?fbclid=IwAR21nbZPLq9tIkCQYIkm1o-8FDZErO8sV5LqYx1kQbhwfQuka9PlPlu397gより 引用




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