2016年3月24日木曜日

動物愛護団体

ITmediaビジネス ONLiNEより
米国水族館の「シャチのショー廃止」を日本企業が注目すべき理由 という記事があった。
http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1603/24/news020.html

その記事によれば、『米国の海洋テーマパーク「シーワールド」が、今後シャチのショーを廃止し、繁殖も終了する』とのこと、動物愛護団体からの要請によるものらしい。

さらに、『メルセデス・ベンツは動物愛護団体の批判によって、一部モデルでシートに革を使うのを止めると発表。IKEAは店内のレストランで動物関連食品を使わないミートボールを提供することになった。大手アパレルのラルフローレンやアバクロンビー&フィッチ、H&Mなどは毛皮商品の扱いを中止し、GAPや、アディダスやプーマなどほとんどの大手アパレル企業が、動物愛護活動によってアンゴラウサギの毛の商品を発売停止にしている。』
と書かれている。

また、『食品分野でも、マクドナルドやネスレが、ケージに入れないで飼育される鶏の卵を使うと発表している。動物愛護団体からケージに入れて飼育するのは虐待だとの批判があるからだ。』
とも書かれている。

愛護団体も、動物を食べることに対して批判的になっているわけではないようではあるが、ここまでくると、どうも・・・・・。

この状況はやがて日本にも波及してくる可能性もある。いや以前イルカ漁に対しものすごい抗議が話題になったが、『キッコーマンの米国本社は2015年、動物愛護団体から1カ月にわたって、多数の電子メール送付やSNSキャンペーン、またオンライン署名が続けられたことで、動物を使った健康効果テストの中止に追い込まれた。また日本航空(JAL)も、動物愛護団体による再三の申し入れによって、実験用サルの輸送中止を発表している。』と記事にある。

企業はイメージ、周りの評判をものすごく気にする傾向がある。一部の団体の批判ではあるが、大きな話題になってしまうと企業イメージのダウンとなるため、従わざるを得ないという結果になってきてしまう。

それは、本当に正しいのであろうか。ほんの一部の強い力だけの意見が通ってしまうというのは、いささか不可思議に思われて仕方がない。



0 件のコメント:

コメントを投稿