2016年4月23日土曜日

もし総理大臣であったなら

自分が総理大臣だったら、どう行動するだろうか。今回の熊本地震の現場に行くかそれとも行かないかである。

世論を考えると、総理として現場の状況を自分の目で見て確かめるべきだ。被害にあった方々が今どのような思いをしているのか、肌でしっかりと確かめるべきだ。 このような意見が想像できる。
自分としてもそう思うから行くという考えになる。

さて、実際行くとなるとどうすればいいのか。東京から熊本までの移動手段である。飛行機、鉄道、車など考えられるが、現地には、車で移動することが難しいであろう。ならば、ヘリコプターで直接現地に降り立つという方法しかないと思われする。

ヘリを利用するということは、自衛隊等の特別ヘリということになる。もし利用するとなれば、操縦士等のスタッフやSP等のお付きの人々等スタッフを揃えることになる。そしてその人達を載せてヘリで移動すると、その燃料代、着陸場所等計画を建てなければならならい。そのためにさらに多くの人材を揃えることになる。

到着すると、総理は、作業にあたっている自衛隊員に挨拶をしていたニュースが流れていたが、どのくらいの時間そこで、待機させられ、総理を待ち、どの程度の長さの話を聞いたのだろうか。その分、スタッフは時間拘束されていたに違いない。

現地でサポートにあたっている人は、不足している。その中からさらに人手を奪っている結果となってしまう。

それでも、今行くこと、肌で感じることは大切であると言い聞けるのだろうか。

だが、世論は勝手なものである。行かなければ、総理は何をしているのか。現地の人たちの思いを肌で感じることすらしないのか。と批判されるであろう。しかし、行ったら行ったで、たった一人のために時間を奪われ、その分サポートができない。来るなんて非常識だ との声が聞こえてきそうである。夏の選挙を見据えた単なるパホーマンスだ。なんて言われるのが落ちである。

もし自分が総理ならどう行動するであろうか。ふと考えてしまうが、総理になることはありえないから考えなくてもいいかな と終わるのであろう。


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