2015年11月19日木曜日

1%の人

1%の人のみが知っている極秘情報 と言うと、どういうイメージがありますか。
ほんのわずか、ごく少数 というイメージがありると思いませんか。

けれど、日本の人口は、総務省によると概算で1億2689万人(2015年10月1日現在)だそうです。その1%ということは、約126万人ということです。さらに世界の人口は国連データからの推計で、73億人です。その1%は、7300万人ということになります。

つまり、1%の人というと、結構多くいることになります。

このように、私たちの周りには、多くの数字が情報として流れてきますが、数字だけ見ていても結局多いのか少ないのか、わからない ということです。

いわゆる数字のトリックといわれているものの一つではないでしょうか。我々はどうしても数字を見せられると、正しいものとして信じてしまいます。特に、10、20、30や15、25、などのキリの良い数字ではなく、23、54、12.7、84.6などの端数が含まれる数字になると、なんとなく信頼性が出てきてしまいます。

これをついて、交渉事やプレゼンをするテクニックもあると聞きますが、数字の力はすごいですね。

ですから、我々は数字に騙されないようにしないといけないのではないでしょうか。特に日本人は、平均値に弱いですよね。『他の多くの人がそうだから、自分もそうしないと・・・』というように、他の人には並び、それ以上は出ないけど、それ以下というのも嫌だ というようなことですね。

よくお隣の方もそうしているので、お宅もいかがですか・・・。○○さんもしたそうです。だからおたくも・・・。などのセールストークも有効に利用できるそうです。

数字が示されたら、じっくりその数字がどんなものなのかを考えた方がいいのではないでしょうか。


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