2016年1月17日日曜日

相続争い発生のメカニズム

えーあの仲の良い兄弟が、喧嘩!?訴訟?!どうなってしまったのだ?お金が絡むと人がかわってしまうものなのか。お金はほんとやだ。でも家は財産ないからいいね。とも言ってられないか。あそこもそれほどお金があるわけではない・・・。

話は違いますが、純金(ゴールド)というのは高価で貴重です。なぜならば、地球上に存在している金は、オリンピック競技用プールで3杯分しかないからです。少ないからこそ貴重。貴重だからこそ価格も上昇します。

実は相続も同じ、つまりお金がないほど、その少ないものを巡って争い事が起こるのです。少なければ少ないほど争いは激化します。しかし、親は仲の良い兄弟だから、家は相続財産などほとんどないからと、安心してそのまま・・・・。いざ相続が発生してみると、トラブルに発展していくのです。
しかし、仲の良い兄弟が急に仲が悪くなるわけではありません。これには大きな原因があるのです。葬式の時に財産の話が出て話がうまく収まることもあり、安心していると後からトラブルになります。兄弟同士話がまとまり、お互いの家族の元に帰ります。すると配偶者や友人、親戚などがどんどんと口を出してきます。

すると、本人もだんだん気が変わってきてしまい、実際に相続の最終段階で確認印を押す段階になると『ちょっと待った!!』となるのです。特にお金関係に関して強い立場にある配偶者には要注意です。つまりお金に関するご意見番が物申すのです。するといままでそれに従ってきた者にとっては、逆らうことができず、相続会議で、『ちょっと待った!!』となるのです。

お金が絡むから争い事が勃発するのではなく、配偶者を筆頭にした周りの者の影響で勃発するのです。

そんなことまで考えが及ばないのが普通の親。遺言なるものは残さないので、さらに厄介ごとになるのです。

ですから、遺言は必ず残すこと。特に相続に関しては、子供たちを一人一人呼び本音をしっかりと聞き出しながら遺言書を法的に効力のある方法で必ず残すことが、あなたの最後の使命です。







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