自動車保険、生命保険、医療保険など 保険にはいろいろありますが、どれにも当てはまるのは、保険料の内訳です。
保険料は、万が一のことがあった場合に支払わなければならない価格を見越して、保険料が設定されることはお分かりだと思います。しかし、それだけでは、保険会社は破綻してしまいます。
なぜなら、そこで働いている人たちの給与を支払ったり、会社を維持していくための費用が必要だったりするわけで、いわゆる必要経費を支払わなければなりません。当然それらの費用は保険料に含まれることになります。
さらに、大手の保険会社となると、○○ビルという高層ビルを建設しています。この費用はどこから支払われるのでしょう。もちろん最終的には保険料に転嫁されているわけです。つまり、我々はこれらの費用を含めた金額を、保険料として納めているのです。
最近インターネットで申込みができる保険が増えてきています。しかも価格が安く設定されています。これは、インターネットにより人件費が削減されており、しかも支店を持たなくてもよいので必要経費が大幅に削減できます。その分を保険料から引いているので安くなるのです。
ですから、元々保険料というのはどの保険会社でも同じなのです。あとは必要経費などをどれぐらい保険料に転嫁するか これが保険会社によって変わってくるので、保険料が異なってくることになりますが、おおよそ規模が同じなら必要経費もおおよそ同じですから、結局どこの保険会社でも価格はほぼ同じになってしまうのです。
ところで、生命保険よりも火災保険の方が安いですね。火災保険はたとえば25年間の分をまとめて支払っていますから高く感じますが、1年分に換算すると生命保険よりもずっと安くなります。
これは、必要経費は同じでも、保証額がことなるからです。保証額?火災保険でも生命保険でも同じぐらいではないか?と思われますが、もちろん同じぐらい必要なのですが、保険金を支払わなければならないことが発生する頻度が異なるのです。
火災保険で保証される多くの事象(これを保険事故という)は、火事です。火事はそれほど頻繁に起こるでしょうか。ニュースではよく耳にしますので、なんか頻繁に起こっているように思われがちですが、あなたの世帯が一生のうちに火事を起こす確率はどのくらいか考えてみてください。多くて1回、2回も3回も起こることはまずないのではないですか。
それに比べて生命保険はどうでしょうか。人は必ず死を迎えます。父が死に母が死に、ひょっとすると兄弟姉妹が死ぬかもしれません。あなたの世帯が一生のうちに死を迎えるのは何回でしょうか。ご両親がご顕在ならば、間違いなく2回は迎えることになります。それだけ生命保険を支払う確率が高いのです。
確率が高ければ、その分保険料は高くなります。逆にめったに起こらないようなものは保険料が高くないのです。保険会社からすれば、頻繁に支払わなければならいならば、その分沢山の資金を用意しておく必要がありますが、頻繁に支払わなくてもよければある程度の資金さえあればなんとかなるのです。
最近は、様々な保険が発売されていますが、非常に安い保険はそれほど頻繁に発生しないということです。安いからといってその保険。入る必要はあるのでしょうか?
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